こんにちは。
岐阜の屋根・外壁リフォーム リペイン工房の松原です。
店舗リフォームで内装の壁を珪藻土で塗りました。
珪藻土について説明します。
珪藻土は、珪藻という植物性プランクトン(藻)の死骸が海底や湖底で、長年にわたり化石化し、それが堆積してしてできた粘土状の泥土で、古くから、こんろ(七輪)、耐火煉瓦の原料や酒、ビールの濾過材、吸着、脱臭剤などとして幅広く利用されてきました
珪藻土の特徴として規則正しく配列した無数の孔(0.1~0.2ミクロン)があることです。
そのため吸放湿性能が高く、湿度が高い時は水分を吸い、乾燥しているときには水分を吐きだします。(呼吸をしているような感じです)
結露の解消や、湿気によるカビの発生も抑える効果があります。(シックハウス対策に有効です)
また、熱絶縁性が高く耐火性があり、科学的にも侵されにくい性質を持っているのです。
珪藻土のメリット | |
調湿機能 | 湿度が高い時は水分を吸い、 乾燥しているときは水分を吐きだします。 |
脱臭効果 | 小さな穴が、匂いやタバコの煙を吸着してくれます。 |
断熱効果 | モルタルの約10倍程度の断熱性を持っています。 |
防火性 | 珪藻土自体は、燃えない物質で出来ています。 |
遮音性 | 多孔質により音の反響が少ないです。 |
これらのメリットは、珪藻土の多孔質が、元となっているのです。 |
デメリット
粘土のように固まる性質がない為、セメントなどの凝固材を混ぜ合わせなければなりません。
その場合、乾燥した時に、凝固材が不足していると表面がもろくなり、珪藻土の粉が落ちることもあります。
また下地の収縮によるクラック(ひび)が出来る場合があります。
今流行のDIY(専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること。英語のDoItYourself(ドゥイットユアセルフ)の略語で「自分でやろう」の意)を業者職人の立会いの下、やり方を聞いてお客様自身が実際に施工をするのはいかがでしょうか?
そうすることで、直接職人さんに施工してもらうよりは金額もお値打ちですし、住み慣れた我が家も新鮮でさらなる愛着が湧くのも間違いなしです。
ちなみに娘と息子に手伝ってもらいました↓ ↓
ムラがあるのは乾いた所と乾いてない所の差です。
完全に乾けばちゃんと統一した状態になります。