塗替え工事をする中で重要なうちの一つが塗料になります。
塗料メーカーやどういった塗料を使うのか。
塗料には大まかに分けて4種類あります。
①アクリル樹脂塗料
➁ウレタン樹脂塗料
③シリコン樹脂塗料
④フッ素樹脂塗料
それぞれの樹脂が入っている量などによって金額も耐久性も変わっていきます。
シリコン塗料でも1万円以下で買えるものから3万円超えるものまであります。
安くて樹脂が少ない塗料は「なんちゃってシリコン」などと業界では言ったりします。
塗料メーカーのパンフレットには「期待耐用年数」というのが載っています。
それはメーカーが無菌室で水道水を使って耐久性の試験をした数値です。
新しい塗料を実際に野外で雨水にさらして何十年と試験をしている訳ではないので
こちらは目安だと考えていいかと思います。
確実性を求めるならば、実績がある塗料を選ぶといいですね。
耐用年数が高い方がいいと思うのは当然ですが、屋根の塗装の場合、
最高クラスの塗料でも10年くらいです。
「セラミック塗装は半永久です」「30年もちます」等と言う業者もいますが、
永久にもつ塗料はありません。
どんな最高品質の塗料でも10~15年を目安に補修が必要になります。
「安ければ良い」「高いから安心」といった選び方は危険です。
最近は、機能性塗料といって遮熱や防音などの効果が得られる塗料も各メーカーから沢山出ています。
しかし、どの塗料が適しているかはその家の素材や建築条件によっても変わります。
きちんとした効果を得るには、長年の経験と技術がある業者の意見を聞いて塗料選びをするといいでしょう。