塗料の歴史って奥が深い!part2

🏺 縄文時代:漆との出会い

前回もお伝えしましたが、日本の塗料の歴史といえば、やっぱり 漆。
縄文時代(約9000年前)からすでに漆が使われていました!

遺跡からは、漆を塗った土器や装飾品、髪飾りなんかも発見されています。

漆は木の樹液を加工して作られる天然塗料で、防水性・防腐性に優れているので
生活道具を長持ちさせる知恵でもありました。

 

👑 弥生・古墳時代:祭祀と権威の象徴

弥生時代になると、漆は祭具や武具にも使われるようになります。

特に赤い色(ベンガラ)と組み合わせると「魔除け」や「力の象徴」とされ
共同体の絆や信仰にも深く関わっていました。

古墳時代には、棺や副葬品に漆が使われ、権威を示す象徴としても活躍。
「塗る」ことが単なる実用を超え、社会的な意味を持つようになったんですね。

 

🏯 奈良・平安時代:美の追求へ

この時代になると、漆はただのコーティング材ではなく「美の表現」へと進化します✨

蒔絵(まきえ):金粉や銀粉を漆に蒔いて模様を描く

螺鈿(らでん):貝殻を漆に埋め込み、きらめきを表現

これぞ日本独自の「漆芸」。仏具や調度品、宮廷文化の中で花開きました。

🌟 ここで豆知識!

金粉の作り方(当時)

金の延べ棒を叩いて、超薄い金箔を作る

それを細かく切ったり、すり潰して粉状に加工

模様に漆を塗り、その上に金粉を「ふわっ」と蒔いて定着

👉 実はこの技術、今でも漆芸や工芸品づくりに受け継がれています。
「叩く・切る・粉にする」っていうアナログな方法だけど、繊細さと職人技に脱帽です😳

 

⚔️ 中世〜近世:武士と庶民に広がる漆文化

鎌倉・室町時代になると、武士の鎧や兜に漆が塗られるように。
実用的(防水・防錆)であると同時に、威厳やデザインのためにも使われました。

江戸時代には庶民も漆器を日常生活に取り入れ、食卓にお椀やお盆が並ぶようになります🍲
ここで「塗装=特別なもの」から「日常の道具」へと変化したんですね。

 

🪵 明治時代:西洋の油性ペンキがやってきた

それまで日本では 漆や天然の顔料 が中心でした。
でも明治時代になると、西洋から「油性ペンキ」が輸入されます。

  • 主な原料:亜麻仁油(あまにゆ)+鉱物顔料

  • 特徴:乾くと硬い膜を作り、木材や鉄を守る

  • 利用例:建物の窓枠、橋、洋風の家や学校

👉 つまり、漆が「日本の伝統塗料」なら、油性ペンキは「西洋の新兵器」だったんです!

🧪 20世紀前半:合成樹脂の時代へ

化学の進歩で「人工的に作られた樹脂」が塗料に使われるようになります。

  • アクリル塗料 → 色あせに強い!外壁や看板にぴったり

  • ウレタン塗料 → 丈夫でツヤツヤ!木材や家具向き

  • エポキシ塗料 → 接着力バツグン!床や工場で大活躍

👉 これらは「化学の力で漆を超えた」存在で、産業革命以降のモノづくりを支えることになりました。

🏭 戦後:高度成長と塗料の爆発的進化

戦後の復興期、日本は建物や道路、車をどんどん作りました。
そこで塗料も 量産・高性能化 が進みます。

  • 建築 → 外壁塗料で 防水・防カビ を強化

  • 自動車 → 錆びない塗料で耐久性アップ 🚗

  • 工場 → 耐熱・耐薬品の特殊塗料を開発 ⚙️

👉 この時代、塗料は「おしゃれ」よりも「国を支える工業材料」としての役割が大きかったんです。

🌏 現代:人と地球にやさしい塗料へ

今の塗料は、さらに進化して 環境や健康に配慮 するのが主流になっています。

  • VOCフリー塗料 → 有害ガスを出さない

  • 遮熱・断熱塗料 → 夏は涼しく冬は暖かい、省エネ住宅に活躍

  • 抗菌・抗ウイルス塗料 → 医療・学校・家庭で安心

  • 自己修復塗料 → キズが自然に直る未来系 ✨

👉 現代の塗料は、「守る+魅せる+地球にやさしい」の3つを兼ね備えたスーパーマテリアルになっているんです!

整理すると…

  • 明治 → 西洋のペンキがやってきた(油性ペンキ)

  • 20世紀 → 化学で新しい塗料が誕生(アクリル・ウレタンなど)

  • 戦後 → 建築や車で爆発的に進化

  • 現代 → 機能+環境配慮でさらに進化

漆の「美と実用」という精神を受け継ぎつつ、化学の力で世界中に広がったのが現代の塗料産業なんですね😊

 

縄文人の漆から始まり、平安のきらびやかな蒔絵、武士の鎧、庶民の漆器、そして現代のペンキや工業塗料まで…。

「塗料の歴史=日本人の生活の進化」そのものだなぁと感じます😊

特に平安時代の金粉作りは、「叩いて・削って・粉にして」というシンプルなのに超絶技巧!
その手仕事の積み重ねが、現代の科学的な塗料開発につながってると思うとワクワクします✨

 

🌟 まとめ

平安時代の「金粉」は、金箔を叩いて砕いて作った豆知識あり!

中世には武士の実用品に、江戸で庶民の暮らしに広まる

近代以降は西洋技術を取り入れ、化学塗料へ進化

今の塗料は「美+実用+環境配慮」の総合技術

って感じですかね!

 

塗料の歴史シリーズいかがでしたか?

今後もこういった塗装についての豆知識発信しがてら私自身も勉強していきたいなと
改めて思いました♪

最後まで読んでいただきありがとうございます。(^O^)/✨


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