こんにちは！リペイン工房のリコです😊
今日は、お客様からもよく質問をいただく「ステイン塗装（着色）」について、少し深掘りしてお話します！
■ステイン塗装ってどんな塗装？
まず「ステイン（stain）」は英語で“染み・着色”という意味。
歯磨き粉のCMで「ステイン汚れを落とす」っていうフレーズ、聞いたことありませんか？
あの“ステイン”と同じ語源です。
塗装の世界でいうステイン塗装とは、主に木材に色を染み込ませて着色する塗装方法のこと。
木目を隠してしまう不透明塗装（ペンキのような塗装）とは違い、
木が持つ本来の模様を生かしつつ、色味や質感を調整できるのが最大の魅力です。
ナチュラルで優しい雰囲気にしたい方に人気の工法ですね😊
■使用する塗料は“オイルステイン”
ステイン塗装に使うのはオイルステイン塗料。
一般的な塗料よりもサラッとしていて、木に染み込ませることを目的としています。
●内装で使う場合
・油性塗料をシンナーで希釈して、適度な粘度に調整
・木材に着色したあと、保護のためにクリヤー塗装（透明塗装）を上塗り
このクリヤーを入れることで、汚れ・摩耗・水分を防ぎ、色もちもアップします。
住宅の柱・梁・カウンター・棚など、木目を残したい部分には相性バツグンです。
■外装でのステイン塗装
外装のステイン塗装は昔に比べて施工数は減っています。
理由は、最近の住宅は既製品の外壁材（サイディングや樹脂系素材）が増え、
純粋な木材を外部に使わない家が多くなったためです。
とはいえ、ウッドデッキ・木製フェンス・軒天（木仕上げ）など、木を使う部分は今も根強く存在します。
●外装ステイン塗装のポイント
・防腐剤入りの専用ステイン塗料を使用することが絶対条件
・有名どころは「キシラデコール」など、ホームセンターでも買える定番ブランド
・外部では雨・紫外線・虫害があるため、
油性塗料を安易に希釈して代用するのはNG！耐候性が確保できません。
必要に応じて外部でもクリヤー仕上げが可能ですが、外の場合はクリヤー自体の耐候性が弱いため、
色付きステインのみで仕上げるケースも多いです。
●色の種類
ウォルナット・パイン・マホガニー…など、木材の色名がそのまま色名として使われています。
桧（ひのき）は白っぽい木なので「白木」と呼ばれます😉
■ステイン塗装の“応用編”
最近人気なのが、モルタルやコンクリートへのステイン着色。
ただ塗りつぶすのではなく、染み込ませるように着色するので、
・ムラ感
・深み
・アンティーク風の質感
など、**独特の“カッコいい仕上がり”**になります。
同じ塗料を使っても、職人によって色の出し方やムラの入れ方が異なるため、
唯一無二の表情になるのも魅力のひとつ。
費用は一般塗装よりかかりますが、オリジナリティを楽しみたい方に選ばれています。
■DIYでも挑戦できます！
ステイン塗装は、ローラーよりも“ウエス（布）で擦り込む”作業が多いので、
DIYでも比較的挑戦しやすい塗装です。
ただし外装の場合は、
・下地の状態
・防腐性
・耐候性
を考えないと数年で剥がれ・色抜けが起こるので、
外部だけはプロに相談した方が安心。
内装の棚や家具なら、DIYでも十分キレイに仕上がりますよ✨
■まとめ
・ステイン塗装は“木目を生かす着色方法”
・内装と外装では使用する塗料や注意点が違う
・外装は防腐性・耐候性が重要！
・モルタル・コンクリートの着色にも応用できる
・DIYで挑戦するなら、まずは室内の小物からがオススメ
木の素材感を楽しめるステイン塗装、興味のある方はぜひ選択肢に入れてみてくださいね♪
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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